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越天楽(越殿楽)について

 投稿者:都人  投稿日:2003年 4月22日(火)22時38分30秒
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  Asuka様。
 越天楽(越殿楽)で私が知っているかぎりですがお話させていただきます(京都市立芸大の久保田先生の話からですが)。
 越天楽は、唐楽の管弦で舞はなく、唐の宴楽が伝来したとの説がありますが、最近の研究によると、どうやら日本製の曲らしいそうです。舞楽で退場する時の退出音声(まかでおんじょう)として演奏されたという『村上天皇御記』の記事が一番古い記録だそうです。

 現在、一番よく演奏されているのがこの平調の曲で、あの民謡「黒田節」の原曲なのです。ほかにも、盤渉調と黄鐘調があるのはご存じですね。

 ところで、雅楽では、どの楽器を演奏する場合でも、まず最初に篳篥や龍笛の旋律を「唱歌(しょうが)」を覚えます。他の楽器は一定の約束にもとずく奏法譜で、筝や琵琶では、普段から朱旋律の「唱歌」を唱えながら練習しますが、次第に意味を持たない「唱歌」に替えて、意味のある歌がつけられるようになっていったそうです。

 「越天楽」の主要部分には七五調四句の今様体の歌がぴったり合うことから、たくさんの替歌が作られ、これらを「越天楽謡物(うたいもの)」とか「越天楽今様」と呼ばれました。

 あとは少し専門的になりますのでここまでに。もしご覧の皆様でご指摘がありましたら宜しくお願いします。Asuka様も、まだご質問がありましたら、こちらでもメールでも遠慮なく(というほ
ど専門家ではありませんが(^^;)。

 
 

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